第44回通常総会
新理事長に川崎博也氏(神戸商工会議所会頭)が就任
[日時] 令和6年6月7日(金) 15:00~18:00
[場所] 神戸メリケンパークオリエンタルホテル
去る6月7日(金)、第44回通常総会並びに特別講演会を開催。
総会では令和5年度事業報告及び会計報告並びに令和6年度事業計画・収支予算が原案どおり承認された。また任期満了に伴う役員改選では、伊藤理事長の後任に川崎常任理事(神戸商工会議所会頭)が、高士副理事長の後任に吉井理事(神戸商工会議所副会頭)が選任された。
総会終了後、「トランプ旋風と東アジア政局~台湾危機と日米同盟~」をテーマに外交ジャーナリスト・作家 手嶋 龍一氏による特別講演会を行った。
続いて約130名の参加の下、交流パーティーを開催。伊藤前理事長並びに高士前副理事長の挨拶に続き、川崎新理事長による乾杯で開宴。メンバー相互の懇親交流を深め、今西副市長(当倶楽部副理事長)の閉会挨拶をもって盛況裏に閉宴した。
特別講演会(第752回会員例会)
[日時] 令和6年6月7日(金) 15:30~17:00
[場所] 神戸メリケンパークオリエンタルホテル
[テーマ] 「トランプ旋風と東アジア政局~台湾危機と日米同盟~」
[講師] 外交ジャーナリスト・作家 手嶋 龍一 氏
[内容]
手島氏は、NHKワシントン支局長時代にアメリカ同時多発テロに遭遇し、核心を衝いた中継で多くの支持を得た。NHK独立後は、ノンフィクション作家として数々のベストセラーを発表している。
講演では今年秋の米国大統領選挙に関し、「トランプ氏が当選したら、世界の政局に大きなインパクトを与える」と言及。ウクライナ・ロシア戦争やイスラエル・ハマス戦争のみならず、日本企業の米国鉄鋼大手買収などにも影響を及ぼすと、話した。
また、中東危機やウクライナ情勢、台湾海峡危機、朝鮮半島の核クライシスなど4正面作戦を強いられる米国の現状を踏まえ、「同盟国である日本を守る力が弱まっている」と述べた。
最後に、21世紀の世界経済の生命線は半導体であるとしたうえで、日本は先端半導体戦略の開発・製造の強化と、インテリジェンスとしての情報の収集・分析・精査の重要性を説いた。